近江八景図

分類 日本画・郷土美術
分類No. J-73
種別 日本画
収蔵年度 昭和56
作家名 野村 文挙
作家名 ふりがな のむら ぶんきょ
作家名 English NOMURA, Bunkyo
作品名 近江八景図
作品名 ふりがな おうみはっけいず
作品名 English The Eight Views of Omi
制作年 和暦 明治32
制作年 西暦 1899
(各)
縦 (cm) 62.5
横 (cm) 84.5
奥行 (cm)
材質・技法・形状 絹本著色 軸装 8幅
員数 8幅
備考
出品展
文化財等指定
寄贈品
作品解説

桜花に埋もれた園城寺を琵琶湖上から眺めた「三井晩鐘」、春霞たなびく三上山を背景に常夜燈のみえる港に向かう小舟を配した「矢橋帰帆」。これらはいずれも季節は春。

彩色を抑えた墨絵風に唐崎神社付近のみの描写にとどめた雨に烟る「唐崎夜雨」、昔のおもかげを伝える湖辺の街道と青松の並木の向こうに漂う湖上の霞を表した「粟津晴嵐」。季節は夏。

浮御堂に雁という定石の構図に沖島と対岸の山並みを配置した「堅田落雁」、石山寺境内の紅葉と湖上に昇る月を描いた文字通りの「石山秋月」、雄大な琵琶湖、比叡を背景に瀬田唐橋を堂々と表した「瀬田夕照」。これら季節は秋。

そして、麓から山頂まですべて雪に包まれた「比良暮雪」を描いた冬の季節。

野村文挙の描いたこの作品は、古くから絵師の手になることの多かった「近江八景」を彼独特の近代的な風景画に仕上げている。