分類 | 日本画・郷土美術 |
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分類No. | J-184 |
種別 | 日本画 |
収蔵年度 | 昭和61 |
作家名 | 池田 遙邨 |
作家名 ふりがな | いけだ ようそん |
作家名 English | IKEDA, Yoson |
作品名 | 近江八景図 |
作品名 ふりがな | おうみはっけいず |
作品名 English | The Eight Views of Omi |
制作年 和暦 | 昭和10頃 |
制作年 西暦 | 1935頃 |
(各) | 各 |
縦 (cm) | 169.2 |
横 (cm) | 92.5 |
奥行 (cm) | |
材質・技法・形状 | 紙本著色 襖装 4面 |
員数 | 4面 |
備考 | |
出品展 | |
文化財等指定 | |
寄贈品 | |
作品解説 | 「近江八景図」は、古典にのっとり、八景すべてを襖四面に淡い彩色を用いて描かれたもので、その作風から昭和初期の制作と考えらえる。画面は、湖辺の大津唐崎神社あたりから対岸の草津、三上山方面を中心とした景色を超広角レンズでとらえたように誇張して描かれている。遙邨独特の軽妙洒脱な筆致で表現されており好感がもてる。画面の手前に唐崎神社の境内と支柱を受けた老松の風格漂う唐崎の松を大きく描き、中央には広々と水をたたえた琵琶湖が配置され、上方、帆船の浮ぶ矢橋の後方には近江富士の別称で親しまれている三上山が優美な姿をみせている。そして左には、上方から比良暮雪を中心とした湖西の山並みと雁の舞い飛ぶ下に堅田浮御堂が描かれている。また、右方には花に囲まれた三井寺、湖岸の膳所城、粟津の松原、そして瀬田唐橋、さらにむこうに石山寺の奇岩、多宝塔、舞台造りの本堂などの境内の様子がうかがえる。 |