パピエ・コレ1910-1914

分類 現代美術
分類No. 1-P-26
種別 版画
収蔵年度 昭和57
作家名 パブロ・ピカソ
作家名 ふりがな ぱぶろ ぴかそ
作家名 English PICASSO, Pablo
作品名 パピエ・コレ1910-1914
作品名 ふりがな ぱぴえ これ1910-1914
作品名 English Papiers colles 1910-1914
制作年 和暦 昭和41
制作年 西暦 1966
(各)
縦 (cm) 63.9
横 (cm) 48.0
奥行 (cm)
材質・技法・形状 リトグラフ・紙
員数
備考
出品展
文化財等指定
寄贈品
作品解説

ピカソが1910年から1914年の間、いわゆるキュビスムの時代に制作した油彩、水彩、パピエ・コレ(貼り紙)を施したデッサン計10点をリトグラフで再現したものである。ピカソのオリジナル作品を版画化する作業は、ピカソとの密接な協力関係のもとで行われ、ピカソはこの版画集のために新たに表紙を描いた。これは当初エッチングで刷られたが、当館の所蔵するものはリトグラフによる。

パピエ・コレはピカソとブラックが創案した手法で、新聞紙、レッテル、模様紙などを絵画やデッサンの上に貼りつけることをいう。ルネサンス以来、西欧の写実主義絵画は、遠近法や明暗法などを駆使して、二次元の絵画に三次元のイリュージョンを作り出してきた。しかし写実主義絵画には、ひとつの視点から捉えた情景や場面しか表すことができないという限界があった。そこでピカソやブラックは、三次元の立体を多視点から眺め、それを二次元の平面上に再現するという革新的な方法を発明した。これがキュビスムである。彼らは対象を様々な角度から眺め、それを基本的な幾何学形態に還元し、画面の中に積み重ねていった。しかし対象の分析が進むと、対象は細かな面に分割され、画面は切子細工のような様相を呈し、何が描かれているか殆ど判断できなくなった。そこで考え出されたのが、画面に本物の新聞紙などを張り付けるパピエ・コレである。これによって、絵画は現実感や日常生活との繋がりを取り戻すことになる。