滋賀県立近代美術館県内移動展示事業・かわらミュージアム企画展
本展は、当館のリニューアル休館中に県内で展開する県内移動展示の第四弾として、近江八幡市のかわらミュージアムを会場に2020年2月15日から3月22まで開催の予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策のため、残念ながら、会期途中で開催中止となりました。ご覧いただくことのできなかった皆様にお詫び申し上げますとともに、このページに展覧会の記録を公開しますので、動画や写真を通して、会場や作品の様子を味わっていただけますと幸いです。
展示風景動画
撮影:片山達貴(映像作家)
解説小冊子は
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展覧会場で配布していた小冊子
展示紹介記事は
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ローカルネットメディア「しがトコ」で特集記事を掲載
※作品画像の転用・加工等による二次利用はご遠慮ください。
「土」は、わたしたちの足元を支え、食物をはぐくみ、さらには陶芸の素材になる陶土も与えてくれる、生きる上で欠かせない存在です。また、「土」には、「土地」「郷土」など人が暮らし文化を育む土壌としての意味合いもあります。陶器の生産地・信楽を有する滋賀県では、戦後、障害者支援施設において陶芸をはじめとする造形活動がユニークな発展をとげてきた歴史があります。生み出された作品は、近年「アール・ブリュット(生の芸術)」としても紹介されるようになっています。
本展では、「土から生まれた」ものをテーマに、滋賀の福祉の歴史を背景とする陶芸作品から、国内外で高い評価を受ける澤田真一(なかよし福祉会)の作品と、福祉施設の造形活動で重要な近江学園の生徒たちの作品を紹介します。これらの作品は、滋賀県立近代美術館が休館して以降の新収蔵品であり、リニューアルオープンに先立ってのお披露目となります。
滋賀県立近代美術館では、リニューアル整備のための休館中に、県内施設での美術館の活動と館蔵品を紹介する「県内移動展示事業」を実施しています。 チラシをダウンロード |
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会 期 | 令和2年2月15日(土)〜3月22日(日) ※2月29日(土)以降休止 |
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会 場 | かわらミュージアム (〒523-0821 滋賀県近江八幡市多賀町738-2 Tel.074-833-8567) |
開館時間 | 9:00—17:00 *入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合はその翌日) |
観覧料 | 一般:300(250)円、小中学生:200(150)円 ※( )内は10名以上の団体料金。 ※障害者手帳をお持ちの方は一般料金の半額(小中学生の場合は無料)かわらミュージアムの常設展もご覧になれます。 |
主 催 | 滋賀県立近代美術館、かわらミュージアム(指定管理者 株式会社かんでんジョイナス) |
協力 | 近江八幡市 |
後 援 | 京都新聞、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、滋賀県教育委員会、近江八幡観光物産協会 |
開催中の催し | ◆講演会
滋賀近美よもやま講座 月刊学芸員2月号 詳細とお申し込みはこちら
◆トークイベント ※中止
◆子ども向けワークショップ ①たいけんびじゅつかん「オリジナル鬼瓦をつくろう!」 詳細とお申し込みはこちら
②たいけんびじゅつかん「土から生まれたクレヨン」 |
同時開催企画展 | アール・ブリュット アジア 交差する物語
会 場:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀県近江八幡市永原町上16) |
イベント申込・お問い合せ | 滋賀県立近代美術館 (平日8:30〜17:15) 〒520-0807 滋賀県大津市松本1丁目2-1 滋賀県大津合同庁舎5F Tel:077-522-2111(代) fax:077-522-2188 |
(図版1)
澤田真一《無題》制作年不詳 特定非営利活動法人はれたりくもったり蔵
(図版2)
澤田真一《お面》2014 滋賀県立近代美術館蔵
(図版3)
大辻良介《シーサーライオン》2010 滋賀県立近代美術館蔵
(図版4)
小谷嘉人《無題》1997 滋賀県立近代美術館蔵