2019年度 「教員のための『名画の鑑賞』研修会」参加者募集のお知らせ

滋賀県立近代美術館では、小中学校の授業で教員の方々がお手軽に実施することができる『美術作品の鑑賞プログラム』を提供しています。
これらのプログラムは、これまで美術館職員が学校の教室に出向いて実施しているものですが、少しの慣れと教材さえあれば、教員の方々のみで実施することが可能です。そこで、この夏休みに現場の教員の皆さまにそのノウハウを会得してもらい、教員のみでもいつでも自由に鑑賞の授業が実施できるようにと、『小中学校教員のための“名画の鑑賞”研修会』を実施いたします。鑑賞授業の実演と質疑応答を通して、ぜひとも“気軽に行える鑑賞授業”のノウハウをお持ち帰りください。
なお、研修会の参加者にはお土産として、教室でそのまま教材として使用可能な、作品図版やPowerPointのプレゼンファイル等を収めたCD-Rを配布する予定です(使用作品は全て著作権が消失した作品です)。

●プログラムのご紹介

「作品を比較しながら鑑賞する」

日 時 2019年 7月22日(月)
対象学年 小学校低学年以上
内 容 スクリーンに映し出される2枚の絵を比較して、間違いさがしゲームのように「似ているところ」「違うところ」を探します。なお「同じところ」は時代も国も異なる全く関係が無い作品を、「違うところ」は最初から対になるように描かれた同一画家の作品を使用します。
参加者には使用した作品図版とPowerPointのファイルをCD-Rに入れてお土産として差し上げる予定です。(使用作品は全て著作権が消失した作品です)
ねらい 遊びながら作品の細部をよく観察する態度を養い、それを“ことば”にするスキルを育てます。自分ひとりでは気付かなかった点も、友だちの意見を耳にすることで気付きます。そのことによって作品の見方も、コミュニケーションの輪も拡がります。学年によってボキャブラリーの量には差がありますが、指導者が生徒たちの解答をうまくフォローすれば低学年でも充分に実施できます。

「絵から“隠された物語”を読み解く」

日 時 2019年 7月23日(火)
対象学年 小学校高学年以上
内 容 幾つかの名画を題材に、「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どうした」を順に読み解き、絵に表現された“物語”を明らかにしてゆきます。授業の中で読み解いたことを元に、各自描かれた“物語”をひとつに再構成してレポートに仕上げます。
参加者には使用した作品図版とPowerPointのファイルをCD-Rに入れてお土産として差し上げる予定です。(使用作品は全て著作権が消失した作品です)
ねらい 絵画に描かれた要素を注意深く読み取り、分析することで、絵画に託された物語を読み解くことができます。絵の中には、意味なく描かれたものは無く、描かれたものは何らかの意味と役割を持たされ、相互に関連しつつ“物語”を表現しています。学級新聞の記事を書く時に用いる「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どうした」を手がかりにすることで、それらは比較的たやすく読み解いてゆくことができます。ある程度の論理的思考能力が必要なので、対象年齢は小学校高学年以上にしています。

「“かるた”作りで名画鑑賞」

日 時 2019年 7月24日(水)
対象学年 小学校中学年以上
内 容 名画を使って“かるた”ゲームを遊んだ後、別の名画を使って自分たちでかるたの“詠み札”を作り、それを使って新たなかるたゲームを遊びます。
参加者には使用した「名画かるた制作キット」(CD-R)をお土産として差し上げる予定です(かるたに使用する名画は全て著作権が消失した作品です)。かるたの制作方法も指導いたします。
ねらい 名画をかるたの「絵札」に見立て、そこに描かれた内容を簡潔な言葉で表現したものを「詠み札」に見たてると、名画かるたで遊ぶことができます。名画を観察してその詠み札を作る作業は、作品の細部を観察し言葉で表現するという「鑑賞」の基礎を身につけるのにピッタリの活動です。
ゲーム特有の「親しみ易さ」のおかげで、誰でも詠み札を「5・7・5」の俳句形式にするなどの縛りを入れれば国語科の学習にも繋がります。なお、かるた“作り”まで含めると小学校中学年以上の言語能力が必要ですが、かるた遊びで名画に親しむだけであれば、低学年でも充分に楽しめます。
対 象 滋賀県内の小・中・特別支援学校に勤務する教員・職員の方なら誰でも
主 催 滋賀県立近代美術館
日 程 2019年 7月22日(月)・23日(火)・24日(水) いずれも午後2時〜午後4時(終了予定)
7月22日(月)→ プログラム1『作品を比較しながら鑑賞する』
7月23日(火)→ プログラム2『絵から隠された物語を読み解く』
7月24日(水)→ プログラム3『かるた作りで名画鑑賞』
受講料 無 料
定 員 各プログラム30名
会 場 コラボしが21 3階中会議室1
〒520-0806 滋賀県大津市打出浜2−1  http://www.collaboshiga21.jp/※ 併設駐車場の利用はできません。公共交通機関を使われるか、近隣の駐車場をご利用ください。
最寄りの駐車場(有料)は下記の2箇所です。
★びわ湖ホール駐車場 1時間につき210円
★打出の森駐車場 最初の1時間まで200円。以後3時間まで1時間につき100円
申込方法 ・本研修会への申込は、2019年7月18日(木)までの期間に先着順で受け付けます。申込者には追って(7月中旬)美術館から連絡通知を送付いたします。

・申込みは、所定の申込用紙(下記リンクからダウンロードできます)により、FAXまたは電子メールにて受け付けいたします。
申込先(FAX): 077−522−2188
申込先(E-Mail): info@shiga-kinbi.jp

・申込みの人数が定員を越えた場合は、追ってお断りの連絡を入れさせていただきます。なお受講できなかった方のためのキャンセル待ち等の手続きは行いません。

・一人の方が複数のプログラムを申込むことも可能です。ただし申込が相当多数になった場合は公正を期すため、抽選によりいずれか1プログラムのみの当選とさせていただきます。複数選んだ中にどうしても参加したいプログラムがある場合は、申込書にその旨をお書きください。

「教員のための『名画の鑑賞』研修会 案内・申込書」(954KB)

問い合わせ先 滋賀県立近代美術館(担当:学芸課 平田健生)
〒520-0807 滋賀県大津市松本1丁目2−1 滋賀県大津合同庁舎5階
tel.077-522-2111(代)、077-522-2166(担当)