友の会 国内美術鑑賞旅行1![]() |
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9月14日12時博多駅に着く。「秋暑し」の残暑のなか旅行団一行28名の福岡市内一日目が始まる。
九州産交観光パスに乗車、昼食後、大濠公園内の福岡市美術館でボランティアガイドの展示説明を受け、1階・企画展「源内焼」、松永記念館室と東光仏教美術室を見学する。2階・近現代美術室は20世紀に登場した様々な動向を国内外作品で分かりやすく展示していた。
次に市内ビル内のアジア美術専門の福岡アジア美術館で企画展「チャイナ・ドリーム」を見て、ホテルにて宿泊した。
二日目は久留米市に移動し、石橋文化センター内で待望の石橋美術館(本館)企画展「コレクションによる日本の洋画」を明治から昭和までの上質な約100点を見、地元出身青木繁・坂本繁二郎の作品に見入った。
石橋正二郎氏「世の人々の楽しみと幸福の為に」の寄贈理念に「アート」は「人間の技」という“敬虔で熱い心のこもり”を感じながら鑑賞した。別館で純日本書画、陶磁器、漆器の名品展を見、特に作品の説明札が大きくて読みやすさに感心した。
そして水郷柳川へ、立花家別邸・御花にて昼食に名物うなぎのせいろむし弁当を食べ、邸内の名勝・松涛園と史料館を見学した。
次に見学した熊本市現代美術館は、美術を通し人間回復を目指すユニークな美術館であった。
九州自動車道で縦断南下し、球磨川沿いに湧く人吉温泉の旅館に到着。夕食は天然球磨川産・塩焼き鮎などを肴にガラ(酒器)で香りよい純米球磨焼酎を味わい、温泉につかり旅の疲れをいやした。
三日目は同じ高速道を南下し、霧島連山に抱かれた沿道の稲穂のたわむアゼに点在する真っ赤な彼岸花の野火を連想させる景色を楽しむ。花は赤のほか白・黄の3色があることを初めて知った。
霧島連山北に位置する霧島アートの森に着く。13ヘクタールの敷地に22作家の作品が点在する野外美術館で、学芸員の現地案内で7〜8作品の解説を受け、座り、触れるなどして、五感で楽しむ空間造形美術を体感することが出来た。
建国神話の主人公ニニギノミコトを祀る霧島神宮に参り、民芸村に寄り、霧島温泉郷のホテルに宿泊。夕食は郷土料理キビナゴ、黒豚など肴に芋焼酎の水割りを飲み、天然温泉の露天風呂につかる。
四日目最終日は鹿児島市立美術館で、学芸員が館の歴史、コレクションでの郷土作家・黒田清輝、藤島武二、和田英作、有島生馬、東郷青児や海老原喜之助などの系譜や、近代洋画史上での活躍などを解説して下さった。西洋美術コレクションで、印象派から現代までの多様で重厚な所蔵品に敬服した。又桜島風景作品コーナーにも出会った。これらは鹿児島が明治維新を成し遂げた気風と人材にあずかるところが大きいと感じた。
名勝・仙巌園(磯庭園)や尚古集成館を見て往時をしのぶ。鹿児島空港より伊丹に着き、大津に帰着。お互いの無事を喜び解散する。旅行を通し見る喜び、遊びつつ学ぶ楽しさ、友の会の和をしっかり継承していくことの大切さを知った。
終わりにお世話になった西川団長さん、桑山さん、中島さん、漆乗員長沢さんに深く感謝いたします。
(掲載した写真はすべて、友の会会員 佐橋浩さんの撮影によるものです)