美術館講座は、美術の歴史や作品の見方、制作技法などについて、一般の方々を対象にわかりやすく解説する催しです。毎年春と秋の2回、それぞれ異なったテーマを設けて、連続講座形式で実施しています。
第36回目の今回は、「京都画壇」を特集します。京都の画界を、政治の中心が東都に遷った江戸時代から昭和期まで展望し、工芸界とも密接に関わり合ったその特性をふまえつつ、各作家・個々の作品をもみてゆきたいと考えます。
第1講「江戸前期」
いわゆる画壇的なものが出現するまでの、京都の画界の状況を確認します。琳派、京狩野、江戸狩野の鶴沢派など。前時代をうけての政治的な状況も概観します。
第2講「江戸中期」
南画が確立し、円山・四条派が興隆した時代。それは世の中の落ち着きとも無関係ではありません。また鎖国政策のなか長崎を通じて取り入れられた明清絵画が、京都の絵画に大きな影響を与えます。京都画壇確立の時代を展望します。
第3講「江戸後期」
南画、円山・四条派の隆盛、そして復古大和絵派やその他諸派も活躍。百花繚乱といわれるこの時期の京都画壇は、幕末の政治状況に翻弄されたことも否めません。近代への予兆を感じさせるこの時期の画壇の様子を、京都御所障壁画などを題材に考えます。
第4講「京都画壇、近代へ」
幕末期から徐々に西洋絵画の影響をうけ、近代の個人制作の時代となって、京都でもこれまでの流派の伝統の中から新しい個性が輩出しました。美術展覧会の開設が画壇の状況を一変させたことも見逃せません。ここでは明治期から主に昭和戦前期の概況をとりあげます。
■講座スケジュール
11月9日(日) 午前10時半〜 12時 第1講「江戸前期」
午後1時半〜3時 第2講「江戸中期」
11月16日(日) 午前10時半〜12時 第3講「江戸後期」
午後1時半〜3時 第4講「京都画壇、近代へ」
■講 師 当館主任学芸員 國賀由美子
■会 場
■受講料 無料
■申し込み方法
受講を希望される方は、郵便往復ハガキに住所・氏名(ふりがなも)・電話番号を明記の上、10月20日(月)(必着)までに、滋賀県立近代美術館「美術館講座」係まで申し込んで下さい。電話による申し込みは受け付けませんので、ご注意下さい。(受付終了)
受講決定者には締め切り終了後、折り返しその旨を通知いたします。なお受講希望者が相当多数になった場合、会場の都合などのため、やむを得ず抽選で受講者の選抜を行うことがありますので、あらかじめご了承下さい。
■宛 先 〒520−2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740−1
滋賀県立近代美術館「美術館講座」係
■過去の美術館講座の記録 こちらをご覧下さい