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概 要 /
染色作家の森口邦彦(もりぐち・くにひこ。1941〜 )氏が、平成19年度の友禅における重要無形文化財保持者に認定されました。同じく友禅の重要無形文化財保持者であった父の森口華弘(もりぐち・かこう。1909〜2008)氏は平成20年2月に逝去されましたが、短い期間とはいえ、親子が同時期に重要無形文化財保持者に認められたのは、伝統工芸の分野で制度史上初めてのことです。
森口友禅といえば高度な蒔糊(まきのり)技術の創造と細密かつ大胆なデザインによる着物制作で知られています。滋賀県守山市に生まれ、京都で様々な精進の末、若くして人間国宝になった森口華弘氏。父の姿を見ながら京都で育ち、日本画や建築・グラフィックデザインなどを研鑽の後、気品と革新性を備えた友禅を創作し、人間国宝になられた子息の邦彦氏。華弘氏の花鳥をモチーフにした華麗な友禅に対し、明快な幾何学文様を駆使した斬新な表現を見せる邦彦氏の作品は、親子、そして同じ友禅着物でありながら今日の伝統技術の継承や作品創作への新たなあり方を示しているようです。
本展は、伝統技術の保護と育成を行う友禅の世界で、常に技術改革と斬新な創作を続けてきた森口親子二代の人間国宝作家がたどったこれまでの足跡を検証し、同時に染色作家森口華弘・邦彦氏が制作した特色ある友禅作品を数多く紹介するものです。
平成21年は森口華弘さんの生誕100年にあたり、滋賀県立近代美術館の開館25周年の年でもあります。当館の節目の年に、滋賀県ゆかりで友禅の親子二代の人間国宝作家と、その優れた作品を余すことなくご堪能いただけます。
会 期 / 2009年 4月25日(土)−5月31日(日)
休 館 日 / 月曜日(ただし5月4日(月)は開館、5月7日(木)は休館)
観 覧 料 / 一 般 950円(750円) 高大生 650円(500円) 小中生 450円(350円) ( )内は前売および20名以上の団体料金
ローソンチケットLコード / 57983 ←クリックして下さい。 ローソンチケットでお買い求めの前売券は、当館総合受付(チケットカウンター)にて観覧券とお引き換え下さい。
主 催 / 滋賀県立近代美術館、読売新聞大阪本社
後 援/ 文化庁、滋賀県教育委員会、守山市、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送
協 賛/ 市田株式会社、三菱東京UFJ銀行京都中央支店
助 成/ 財団法人地域創造
展示内容/ 日本伝統工芸展を中心に、各展覧会で発表されてきた森口華弘・邦彦親子の代表的な友禅着物60点を中心に展示紹介します。
関連の催し /
★毎日、午後1時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。
(図版1) 森口華弘「梅林」 1964年 友禅着物 京都国立近代美術館蔵
(図版2) 森口華弘「双華」 1983年 友禅着物 滋賀県立近代美術館蔵
(図版3) 森口邦彦「雪渓」 1999年 友禅着物 個人蔵
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