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概 要/
滋賀県立近代美術館では、来年1月10日(土)から2月15日(日)にかけて、企画展「岩下哲士の世界」を開催いたします。岩下哲士は、脳障害を克服して、素晴らしい芸術世界を生み出した、滋賀県甲南町在住の画家です。1969年に大阪の豊中市で生まれた彼は、1歳の時に急性小児片麻痺という重篤な病気を発症し、右脳の機能をほとんど失いましたが、奇跡的に左脳が右脳の機能を補うようになり、周囲の人々のすすめで小学校の頃から描き始めた絵に、その才能を爆発的に開花させました。
彼の優しい性格をそのまま映し出したような、虫や草花や仏様をカラフルな色使いで大胆に描いたユーモラスな絵は、見る人の心を暖かく包み込み、思わず微笑みを誘います。大人がとうに失ってしまった、曇りのないおおらかな感性と、奇抜でユニークな発想、そして天性の豊かな色彩感覚が、生に対する素直な喜びと、周囲のものすべてに対する感謝の念をつむぎ出しているのです。「NHKスペシャル・脳と心」や「徹子の部屋」などのTV出演によって、彼の優しい人柄が広く紹介されたことも手伝って、彼の絵は徐々に多くのファンを獲得し、中学校の美術の教科書に作品が取り上げられるまでになりました。2002年1月には富士五湖のひとつ山中湖畔に「岩下哲士アトリエ館」が完成し、現在は自宅とアトリエを往復しながら、何不自由のない環境のもとで作品製作を続けています。
今回開催するのは、岩下哲士の芸術の全貌を、幼少時から最新作まで網羅して紹介する、過去最大規模の個展です。絵画作品のほか、陶器などの立体作品や、彼の人柄をしのぶ資料等を展示いたします。本展を通して、人間の可能性の偉大さと、生のぬくもりを感じていただければ幸いです。
会 期/ 2004年(平成16年) 1月10日(土) 〜2月15日(日) 32日間開催
主 催/ 滋賀県立近代美術館
開館時間/ 午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日/ 月曜日休館、ただし1月12日(月・祝)は開館、翌13日(火)休館
会 場/ 滋賀県立近代美術館 〒520−2122 大津市瀬田南大萱町1740−1
TEL. 077(543)2111 FAX. 077(543)4220
JR琵琶湖線「瀬田駅」下車、バス「滋賀医大」行にて「文化ゾーン前」下車、徒歩5分
観覧料/ 一 般 900円(700円)
高大生 650円(500円)
小中生 450円(350円) ※( )内は前売及び20名以上の団体料金
展示内容/ 絵画作品 約100点
立体作品(陶器など) 約50点 計 約150点
会期中の催し/
会期中、作家によるトーク・ショー、子どものためのワークショップ(巨大な絵を描こう)、日曜美術鑑賞会(展示品解説)などを開催いたします。詳細は追って広報いたします。
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