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概 要/
滋賀県立近代美術館では、きたる4月5日(土)から5月11日(日)にかけて「フランス象徴派展」を開催いたします。19世紀末に花開いたフランス象徴派の美術は、夢と幻想の世界を描き、時代を彩りました。本展は、現在でも人気の高いフランス象徴派の画家たちの精華を紹介する展覧会です。
19世紀末のヨーロッパ各地で「象徴派」とよばれる芸術運動がさかんになります。これは近代の合理主義文明が、科学の進歩と物質的な富の追及に邁進し、不合理で矛盾に満ちた人間の内面性を切り捨てようとしたことに逆らい、豊饒な精神の世界を開拓し、目に見えない真理や人間の情念を表そうとした運動でした。象徴派は文学や音楽から美術までを巻き込んだ芸術の一大ムーヴメントとなり、象徴派の画家たちは、文学や伝説、神話などに題材を借りて、自らの想像力や夢見る力を解き放ち、詩的な風景、理想化された過去への憧憬、無意識の世界、そして時には不安や悪夢といった幻想を作品の中に登場させました。ギュスターヴ・モローやオディロン・ルドンなどは、フランス象徴派の第一世代の画家にあたり、日本では彼らの作品は人気が高く、よく知られていますが、彼らに続くフランス象徴派の第二世代にあたる画家たちについてはこれまであまり紹介されてきていませんでした。
1999年から、ブリュッセル、マドリード、パリで「魂の画家たち」という展覧会が開催され、大きな反響を呼びましたが、これは、パリの個人コレクターが所蔵するフランス象徴主義のコレクションを中心に、約40人の画家、彫刻家の作品を紹介したものでした。本展はその内容を再構成し、日本では今まであまり紹介される機会のなかったフランス象徴派の全貌を明らかにしようとするものです。
本展覧会は、夢と幻想、情念と真理といった、人間が内に秘めた豊かな精神世界を表現しようとした19世紀末の幻想芸術、フランス象徴派の世界を全123点の作品から紹介する貴重な機会となります。皆様お誘い合わせの上、ぜひご鑑賞ください。
会 期/ 2003年(平成14年) 4月5日(土) 〜5月11日(日) 32日間開催
主 催/ 滋賀県立近代美術館、読売新聞大阪本社、読売テレビ、美術館連絡協議会
後 援/ フランス大使館
協 賛/ 花王株式会社
協 力/ 日本航空
開館時間/ 午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日/ 月曜日休館、ただし5月5日(月・祝)は開館、翌5月6日(火)は休館
会 場/ 滋賀県立近代美術館 〒520−2122 大津市瀬田南大萱町1740−1
TEL. 077(543)2111 FAX. 077(543)4220
JR琵琶湖線「瀬田駅」下車、バス「滋賀医大」行にて「文化ゾーン前」下車、徒歩5分
観覧料/ 一 般 900円(700円)
高大生 650円(500円)
小中生 450円(350円) ※( )内は前売及び20名以上の団体料金
主な出品作家/
アマン=ジャン、カミーユ・クローデル、モーリス・ドニ、クプカ、ル・シダネル、
ギュスターヴ・モロー、オディロン・ルドン、カルロス・シュヴァーベなど
展示内容/ 83件、計123点
(油彩画32点、水彩画10点、パステル画14点、テンペラ画2点、
素描18点、版画39点、彫刻7点、挿絵本1冊)
会期中の催し/
講演会
4月6日(日) 午後2時〜
講師:中村隆夫氏(多摩美術大学教授)
会場:講堂 参加無料
日曜美術鑑賞会(展示品解説)
4月20日(日) 午後2時〜
講師:当館主任学芸員 占部敏子
会場:講堂 参加無料
(図版1)
アルフォンス・オスベール「夜の神秘」
パリ、個人蔵
(図版3)
ギュスターヴ・モロー「サン・セバスチャンと天使」
岐阜県美術館蔵
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