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概 要/
作品をただ並べておくだけでは、美術館らしい展示とは言えません。学芸員が研究の成果を伝えるために、はっきりした主義主張を持って作品を選別し、巧みに趣向を凝らして陳列してこそ、美術館らしい展示になると言えましょう。通常、美術館のコレクションは常設展示室で陳列されています。しかしスペース的な問題があったり、来館者の多様な志向に合わせた総花的な展示が求められたりするなど、学芸員の主張を十分に反映させた作品展示を行うことはなかなか出来ないのが現状です。
そこで、企画展仕立てで館蔵品を公開する「拡大常設展」がクローズアップされてきます。会期を限った企画展の形式であれば、実験的で意欲的な試みが可能であり、広報も通常の常設展以上に行うことができます。ただ、一人の学芸員の見解だけを前面に出して拡大常設展を組み上げると、あまりにマニアックすぎて観客層を限定してしまったり、観客の期待している館蔵名品が充分に展示されなかったりするなど、様々な問題が起こり得ます。そこで近年注目されているのが、企画展示室を幾つものコーナーに分け、各コーナーを学芸員が一人づつ担当して展示を組み上げるというスタイルです。この方法であれば、各コーナーをマニアックに掘り下げながらも、全体として総花的に館蔵品を見せることができ、様々な観客のニーズに応えることが可能です。
今回の「所蔵品が語る6つの物語」展は、当館が初めて開催する、このタイプの拡大常設展です。6人の学芸員(シェフ)がそれぞれ腕をふるった料理がフルコースで提供される本展は、美術グルメの方々にも十二分にご堪能いただけることでしょう。
なんと、本展の図録は豪華CD-ROM付き!!
本展の図録には、付録としてもれなく Windows&Macintosh
両対応のCD-ROMがついてきます。その内容は、図録をオールカラーで完全掲載しただけでなく、CD-ROMならではのおまけ(?)まで収録してあります。本展でしか手に入らないこのレアアイテム、気になる方はお早めに購入されることをお勧めいたします。
CD-ROMの見本を除いてみたい方はこちらをどうぞ。一部サンプルが閲覧できます。
会 期/ 2002年 5月25日(土) − 7月7日(日) 32日間開催 月曜日休館
開館時間/ 午前9時30分 〜 午後5時(入場は4時30分まで)
会 場/ 滋賀県立近代美術館 企画展示室
〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740−1 Tel 077-543-2111(代)
主 催/ 滋賀県立近代美術館
観覧料/ 一 般 600円(500円)
高大生 500円(400円)
小中生 300円(250円) ( )内は前売および20名以上の団体料金
会期中の催し/
日曜美術鑑賞会(展示品解説)
6月16日(日) 午後2時〜
講師:当館学芸員 会場:講堂 入場無料
映画上映会
6月9日(日) 「岡倉天心のこころ」43分、 「横山大観・その心とかたち」30分
6月23日(日) 「ニューヨーク派」55分、 「アメリカン・アート1960年代」57分
7月7日(日) 「近代彫刻の巨匠たち」第1部〜第3部 各60分
いずれも午後1時〜 会場:講堂 入場無料
6つの物語の内容/
1. 楽園天国
2. 引用と複製
3. 墨をめぐらして五色具わり、ますか
4. テーマと構想 −歴史や故事人物を描く−
5. 陶の現在 −より前に、より深く−
6. 作品の前のあなた、あなたの前の作品
テーマ6「作品の前のあなた、あなたの前の作品」より
テーマ1「楽園天国」より
テーマ3「墨をめぐらして五色具わり、ますか」より
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