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概 要/
16世紀に国際商業都市として、文化・芸術の都として急成長をとげたベルギーの都市アントワープ。この都市を代表する王立美術館の所蔵品により、16世紀から17世紀にかけてのフランドル美術の傑作の中から、ブリューゲル一家やルーベンス、ヴァン・ダイクの作品等、黄金期の名画75点を展示します。
フランドルとは現在のベルギーに相当する地域をさします。この地域では、15世紀頃から、いちはやく油彩画の写実的な技法をとりいれ、細密で精緻な描写による絵画の傑作が数多く生み出されました。
「フランダースの犬」の舞台として知られるベルギーの都市アントワープは、16世紀に国際商業都市として急成長をとげ、金融・経済の中心地となりました。こうした経済的繁栄を背景に、アントワープは文化・芸術活動も著しい活況を呈し、多くの芸術家が集まり、フランドル絵画の黄金時代を築いたのです。
本展では、フランドルの豊穣な絵画世界を、西洋美術全体の黄金期でもある16・17世紀の作品から紹介いたします。
今回紹介するフランドルの巨匠の中でも、ブリューゲル一族のピーテル二世とヤン・ブリューゲルは、農民や商人など庶民の日常生活や祝祭、自然の情景、宗教的主題などを表情豊かに描き、日本でも広く親しまれています。また17世紀、バロック美術の時代にフランドルで活躍した、ルーベンス、ヴァン・ダイク、ヨルダーンスという三人の巨匠についてもコーナーを設け、展示いたします。
本展の出品作品は全て油彩画ですが、そのうち半数以上が板絵の作品です。板絵は、環境変化に弱いため貸し出されることがほとんどなく、日本で見る機会はあまりありません。また、大部分の作品が日本初公開であることも特筆に価するでしょう。
めったに目にすることのできない、西洋絵画黄金期の名画の数々をぜひご堪能ください。
会 期 / 平成13(2001)年 9月1日(土)〜10月14日(日)
開館時間 / 午前9時30分〜午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日 / 毎週月曜日(ただし9月24日(月・祝)および10月8日(月・祝)は開館し、翌日休館)
主 催 / 滋賀県立近代美術館/読売新聞大阪本社/読売テレビ/美術館連絡協議会
協 賛 / 花王株式会社
協 力 / 日本航空/ゴディバ・ジャパン
展示内容 / 油彩画 計74点 参考作品(写真パネル) 1点
会 場 / 滋賀県立近代美術館 企画展示室
交 通 / JR琵琶湖線(東海道線)「瀬田駅」下車、バス「滋賀医大」方面行きにて「文化ゾーン前」バス停下車、徒歩5分
観覧料 /一 般 1100円 (900円)
高大生 900円 (700円)
小中生 700円 (500円) ( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
会期中の催し /
講演会
日時:9月15日(土・祝) 午後2時より
講師:明治大学教授 森 洋子 氏
会場:当館講堂 参加無料
日曜美術鑑賞会(展示品解説)
日時:9月9日(日) 午後2時より
講師:当館主任学芸員 占部敏子
会場:当館講堂 参加無料
(図版1)
ピーテル・ブリューゲル(父)
「野外での農民の婚礼の踊り」の同時代の模写
アントワープ王立美術館 蔵
(図版2)
ピーテル・ブリューゲル(子)
「ネーデルランドの諺」
アントワープ王立美術館 蔵
アントワープ王立美術館 蔵
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