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過去の企画展より(広報用資料)

『追悼特別展 小倉遊亀』

Exhibition: Yuki Ogura

2001年4月21日(土)〜5月27日(日)



概 要/
チラシ 小倉遊亀(おぐら・ゆき)画伯は、本県大津市が生んだ、偉大な日本画家でした。明治28年(1895)大津市丸屋町に生まれた画伯は、県立大津高等女学校から奈良女子高等師範学校を卒業。教鞭を執りながら安田靫彦に師事して、日本美術院を活躍の場とし、昭和7年(1932)には女性初の日本美術院同人となります。戦後は、次々と日本画の造形表現に挑戦し、意欲作を発表。昭和51年には日本芸術院会員となり、さらに55年には文化勲章を受章。日本美術院理事長もつとめられますが、去る平成12年7月23日、105歳の天寿を全うされ、旅立たれました。
 本館は、そのオープン前から遊亀画伯の多大な恩恵をいただいていたといえましょう。設立前より故郷に美術館をと望まれ、構想が本格化するに際して、戦後初の院展出品作「磨針峠」をはじめ、20件の代表作を寄贈いただいています。その後もまた、寄贈いただいたり、購入させていただいたりで、現在小倉遊亀画伯作の館蔵品は、46件を数えるようになりました。
 当館の建設工事中から、画伯は遠方をわざわざ現場まで足を運ばれ、ずいぶんと気に掛けてくださっていたと、伺っています。開館記念のひとつは「小倉遊亀展」。このころの画伯はとてもお元気で、もちろんオープニングにもおいでいただきました。カタログの巻頭は「感謝」と題する、画伯の自筆文字が飾り、この美術館の開館を、心からお慶びいただいた、そのお気持ちが伝わります。その後、最後にお越しいただいた、平成2年9月29日まで、画伯はときおりお住まいの北鎌倉から、当館においでくださったのでした。
 小倉遊亀画伯の訃報に接し、多くの方から「遺作展はいつするの?」という、ご要望の声が相次ぎました。しかしご承知のように、展覧会は一朝一夕でできるものではありません。まして、他からも作品を拝借してのものとなると、所蔵者のご都合や、美術館の持ち物ですと、そちらの展示計画などがまずあります。
 しかし、これだけ画伯の熱い想いを頂戴した当館。なんとか一周忌までに展覧会を、と考えました。そこで今回は、全国的な規模の、生涯を通じての作品による回顧展ではなく、一周忌を目前にしてのこの時期、画伯生誕の地、故郷である本県ゆかりの作品で、本県独自の展覧会の開催を、ということになったのです。
 この展覧会は、本館所蔵の院展出品作を中心とする作品に、画伯のさらなる代表作である、東京国立近代美術館所蔵の作品、また郷土ゆかりの作品や、近時話題となった100歳以降の作品も加えて、約70件を展観し、小倉遊亀画伯が故郷に寄せられた想いを偲びつつ、画伯の偉大な業績を回顧しようとするものです。ちなみにこの展覧会の翌年度、大回顧展を計画中ですので、こちらもお楽しみに。

会 期 / 平成13(2001)年 4月21日(土) − 5月27日(日)

開館時間 / 午前9時30分〜午後5時(入場は午後4時30分まで)

休館日 / 毎週月曜日(ただし4月30日(月)は振替休日のため開館、翌5月1日(火)休館)

主 催 / 滋賀県立近代美術館

会 場 / 滋賀県立近代美術館 企画展示室

交 通 / JR琵琶湖線(東海道線)「瀬田駅」下車、バス「滋賀医大」方面行きにて「文化ゾーン前」バス停下車、徒歩5分

観覧料 / 一 般 900円(700円)
     高大生 650円(500円)
     小中生 450円(350円) ( )内は前売りおよび20名以上の団体料金

関連の催し /
  日曜美術鑑賞会「小倉遊亀の菩薩像など」
   日時:4月22日(日) 午後2時より
   講師:当館専門学芸員 高梨純次
   会場:当館講堂  参加無料

  日曜美術鑑賞会「小倉遊亀の生涯と作品について」
   日時:5月13日(日) 午後2時より
   講師:当館主任学芸員 岩田 由美子
   会場:当館講堂  参加無料



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