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概 要/
本展は、日本の正統的な洋画の創始者ともいうべき巨匠・黒田清輝(くろだ・せいき。1866−1924)の、優れた画業を回顧する展覧会です。黒田の遺志によって設立された美術研究所を縦承する、東京国立文化財研究所の所蔵になる、油彩画の名作約60点(2件の重要文化財を含む)と、デッサンや写生帖および資料類約80点の、計約140点の作品を展示・公開いたします。
黒田清輝は、幕末の慶応2年に鹿児島で生まれました。幼くして上京し、英語やフランス語を勉強した後、明治17年(1884)にフランスに留学しました。パリで法律とともに油彩画を習い、特にラファエル・コランの指導を受けて頭角を現し、明治26年(1893)に帰国した後は、日本に明るい画風による「外光派」を導き入れ、アカデミズムの中心人物となりました。東京美術学校の教授を務め、また洋画団体の「白馬会」を結成するなど、洋画壇の中心として八面六臂に活躍しました。また文展(文部省美術展覧会)の開設後は審査委員を務め、明治43年(1910)には洋画家として最初に帝室技芸員に任命されました。大正11年(1922)には、初代院長・森鴎外のあとを受けて帝国美術院の院長に就任しました。黒田清輝は、日本の正統的なアカデミズムの洋画の創始者であり、同時に偉大なフロンティアでもあったのです。
会 期 / 平成13(2001)年 1月13日(土) − 2月18日(日)
開館時間 / 午前9時30分〜午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日 / 毎週月曜日 (ただし2月12日(月)は開館し、翌13日(火)が休館)
主 催 / 東京国立文化財研究所 / 滋賀県立近代美術館
会 場 / 滋賀県立近代美術館 企画展示室
交 通 / JR琵琶湖線(東海道線)「瀬田駅」下車、バス「滋賀医大」方面行きにて「文化ゾーン前」バス停下車、徒歩5分
観覧料 / 一 般 800円(600円)
高大生 600円(400円)
小中生 400円(300円) ( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
関連の催し /
日曜美術鑑賞会(展示品解説)
1月28日(日) 午後2時より
講師:当館専門学芸員 高梨純次
会場:当館講堂 参加無料
明治30(1897)年
(図版2)
黒田 清輝
「情・感・智」(3部作)
左から順に「情」「感」「智」
明治32年(1899年)
明治40−大正4年(1907−15年)
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