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会 期:昭和60年8月3日(土)〜9月1日(日) 26日間開催
主 催:滋賀県立近代美術館
後 援:近江八幡市、近江八幡市教育委員会、近江八幡市連合自治会
会 場:企画展示室1・2
主 旨:
滋賀県近江八幡市に生まれた茨木杉風(いばらき・さんぷう。1898−1976)は、東京に出て大林千万樹(ちまき)、次いで近藤浩一路(こういちろ)に師事し、太平洋画会研究所にも学んだ。大正11年の第9回院展に『八木節』が初入選し、昭和5年には日本美術院院友となるが、昭和12年に日本美術院を離れ、新興美術院を結成。伝統にとらわれない自由な創作を目指した。昭和25年には戦争によって中断していた新興美術院を再興し、昭和51年に78歳で世を去るまで力作を発表している。杉風は風景画を多く描き、そのほとんどが水墨画、あるいは墨色を基調に淡い彩色をほどこしたもので、さわやかな画情に満ちている。心の余裕が感じられる暖かみにあふれ、写意を重んじる素朴な作風は、現代の文人画ともいえるであろう。
本展では、初期から晩年に至るまでの作品60点で杉風の画業を振り返るとともに、滋賀や京都、スケッチ旅行に赴いた東南アジアやヨーロッパなど各地の風景や風俗を描いたスケッチを合わせて展観し、端的で簡明な本画の表現とは違った杉風の一面をも紹介した。
観覧者数: 3,068人 (一日平均 118人、一日最高 235人)
図 録:
240×250mm、76ページ(カラー作品図版61点、モノクロ作品図版76点)
編集・発行:滋賀県立近代美術館
内容:○論文「茨木杉風の世界」石丸正運 ○作品解説(桑山俊道・高梨純次・岡村さわ子) ○年譜(岡村さわ子編)