アートゲーム・ボックス

 

●学校貸出用鑑賞教育支援教材「アートゲーム・ボックス」

平成14年度から施行された小中学校の新学習指導要領において、図工・美術科に「B:鑑賞」の項目が新たに設けられました。また地域の美術館利用が奨励されるなど、学校現場における美術鑑賞の必要性が増し、美術館と学校との連携活動も強く求められています。しかし現時点では、両者の連携は不十分であり、そのため現場の教師も鑑賞教育のノウハウに乏しく、授業を補助するための教材もほとんど存在していないのが現状です。

この状況に対応するため、このたび県立近代美術館が率先して、小・中・高等学校の図工・美術の時間に使用できる鑑賞教育用のツール「アートゲーム・ボックス」を開発いたしました。このツールは平成15年度から無料貸出を実施いたします。あわせて現場の指導者に対する鑑賞教育ノウハウの育成を行います。

ツールの内容は、簡単に実施できるアート・ゲーム(1980年代のアメリカで開発された、遊びながら鑑賞のノウハウを体得できる学習プログラム)用の作品カードと、指導者用のガイドブックからなっています。作品カードには、当美術館所蔵の作品は多く使用されており、学習が終った後の美術館鑑賞に直接結びつけることができます。

なお本ツールは今回10セット制作しており、滋賀県内の小・中・養護学校等で希望するところに無料(送料は先方負担)で貸出を行っています。

なお本ツールの制作は平成14年度に文化庁が実施する『芸術拠点形成事業』の一環として実施したものであり、制作は滋賀県立近代美術館が行いました。ツールの貸出管理も滋賀県立近代美術館が一貫して行っています。