日本美術院の作家たち

2014年9月2日2014年10月26日

日本美術院は、東京美術学校(現・東京藝術大学)の創立に尽力し、近代日本における美術史学の礎を築いた学究の徒・岡倉天心によって明治31年(1898)に創設されたわが国初で最大の在野の美術団体です。伝統に学びつつ新たな日本画を追求する革新的な気風のもと、集った俊英たちは研鑽を重ね、数々の名作を発表しました。
本展では下村観山、横山大観、菱田春草をはじめ、10月11日からの企画展「遊亀と靫彦」にちなみ、安田靫彦や靫彦と共に画業の道を歩んだ今村紫紅、速水御舟、小茂田青樹、前田青邨、小林古径など、日本美術院を舞台に活躍した作家の日本画作品をご紹介します。

●日本画・郷土美術部門

作者名 タイトル 制作年

《日本美術院の作家たち

速水御舟 洛北修学院村 大正7年(1918)
菱田春草 雪後の月 明治35年(1902)
横山大観 月下牧童 明治34年(1901)頃
横山大観 八幡緑雨 大正8年(1919)
今村紫紅 草廬三顧 明治44年(1911)
今村紫紅 江頭春 大正2年(1913)
今村紫紅 柿の秋 大正4年(1915)頃
安田靫彦 静訣別之図 明治後期
安田靫彦 西廂待月 大正15年(1926)
安田靫彦 晴花 昭和3年(1928)
速水御舟 遊魚 大正11年(1922)
速水御舟 鴫柿実 昭和4年(1929)
速水御舟 菊 写生帳 大正9年(1920)
速水御舟 菊花図 (寄託品) 大正10年(1921)
小茂田青樹 母子鹿 昭和3年(1928)
奥村土牛 シルバータビー 昭和41年(1966)
前田青邨 浴女群像 昭和31年(1956)
小林古径 難破 大正6年(1917)
下村観山 鵜鴎図 明治34年(1901)
冨田溪仙 宇治川之巻─小幡─ 大正4年(1915)
冨田溪仙 列仙 大正9年(1920)
冨田溪仙 西王母(列仙」12点のうち) 大正9年(1920)
吉田善彦 霧氷 昭和54年(1979)

《工芸展示コーナー》

清水卯一 柿釉壷 昭和38年(1963)
清水卯一 蓬莱鉄耀白流大皿 昭和46年(1971)
清水卯一 淡青釉波壷 昭和59年(1984)

《小倉遊亀コーナー》

小倉遊亀 故郷の人達 昭和4年(1929) 第16回院展
小倉遊亀 母と子 昭和9年(1934) 第2回日本美術院同人作品展
小倉遊亀 少将滋幹の母 挿絵 昭和24〜25年(1949〜50)
小倉遊亀 窓辺 大正13年(1924)
小倉遊亀 山茶花 1930年頃
小倉遊亀 百日草 昭和14年(1939) 芳美展(東京美術倶楽部)
小倉遊亀 紅梅白壷 昭和46年(1971) 第26回春の院展
小倉遊亀 夏の客 昭和17年(1942) 第29回院展
小倉遊亀 家族達 昭和33年(1958) 第43回院展
小倉遊亀 聴く 昭和35年(1960) 第7回鼎会展
小倉遊亀 観自在 昭和43年(1968) 第53回院展
小倉遊亀 桔梗 昭和53年(1978)
小倉遊亀 古陶磁と青柿・白桃・マンゴーなど 昭和63年(1988) 第73回院展
小倉遊亀 白桃 平成12年(2000) 第55回春の院展