ハービー・山口写真展 HIKARICAL SCAPE 雲の上はいつも青空

2013年2月2日2013年3月31日

HIKARICAL SCAPE: Photo Exhibition of Herbie Yamaguchi

国内外のミュージシャンを捉えた人物写真で幅広い人気を持つ写真家、ハービー・山口が撮影した作品約150点による大規模な個展です。

ハービー・山口は、1950年、東京都に生まれ、大学卒業後、1973年より約10年間をロンドンで過ごしました。そこで撮影したミュージック・シーンを中心とする生きたロンドンの写真が高く評価され、写真集『LONDON』(1985年、流行通信社)の出版によって、写真家としての名声を確固たるものとします。帰国後も日本とヨーロッパを往復し、山崎まさよし、福山雅治等、国内のミュージシャンとコラボレーションをする一方、常に市井の人々にカメラを向け、「希望」をテーマに撮影を続けています。その優しく清楚な作品を好むファンは多く、2011年度、日本写真協会賞作家賞を受賞。エッセイ執筆、作詞、ラジオやテレビのパーソナリティなど、多彩な活動でも人気を得ており、現在も精力的に活躍している写真家です。

本展は2部構成になっており、第1部「JAPAN」では、東日本大震災後に被災地を訪れて撮影した『HOPE 311』シリーズをはじめ、1970年代、戦後の転換期における日本の日常を捉えた初期作品『1970年、二十歳の憧憬』シリーズや、1996年に解体される直前の同潤会代官山アパートに集う人々を撮影した『代官山17番地』シリーズなど、どんな時代にあっても希望を持って生きる日本人の姿と表情を捉えた作品を展示します。第2部「EUROPE」では、パンクとニューウェイブ・ムーブメントのまっただ中にあったロンドンの若者たちを写した初期の代表作『LONDON』シリーズをはじめ、1989年ベルリンの壁崩壊直後の東欧で撮影した『1989年、東欧、真冬に咲いた花』シリーズなど多彩な作品を展示し、人と社会への温かい眼差しが感じられるその作品世界を紹介します。

 何気ない日常のなかにある人々や街の姿を、優しいトーンのモノクロームで残した写真作品の数々から、現在人々が求めている、希望とともに未来へ向かうポジティブなイメージ[HIKARI]に満ちた空間を作り上げる展覧会です。

会  期 2013年 2月2日(土)-3月31日(日)
休 館 日 毎週月曜日。ただし2月11日(月・祝)は開館、2月12日(火)は休館
観 覧 料

一 般 950円(750円) 高大生 650円(500円) 小中生 450円(350円)
( )内は前売および20名以上の団体料金
ローソンチケットでお買い求めの前売券は、当館総合受付(チケットカウンター)にて観覧券とお引き換え下さい。
ローソンチケットLコード/58435

前売券販売箇所のご案内はこちら

主  催 滋賀県立近代美術館、京都新聞社、BBCびわ湖放送
協  力 キヤノンマーケティングジャパン株式会社
後  援 滋賀県教育委員会
監  修 ハービー・山口
企画協力 ステップ・イースト
展覧会の構成 第1部「JAPAN」
 『1970年、二十歳の憧憬』シリーズ (撮影:1969年〜1973年)
 『HOPE』シリーズ (撮影:1983~2008年)
 『HOPE 311』シリーズ(撮影:2011〜2012年)
 『代官山17番地』シリーズ(撮影:1996~1997年)

第2部「EUROPE」
 『LONDON』シリーズ(撮影:1973~1992年)
 『1989年、東欧、真冬に咲いた花』シリーズ(撮影:1985~1990年)
 『TIMELESS IN LUXEMBOURG』シリーズ(撮影:1999年)

※上記シリーズは、写真集が出版されていますが、展示には、写真集未収載作品を含みます。

関連事業 ■ハービー・山口氏によるオープニング・ギャラリートーク
 展覧会場において、ハービー・山口氏本人が作品解説をおこないます。
 日 時=2月2日(土) 11:00-/15:00-
 会 場=当館企画展示室
 参加費=無料(但し、参加には観覧券が必要です)
 ※申込不要

■ハービー・山口氏によるギャラリートーク
 展覧会場において、ハービー・山口氏本人が作品解説をおこないます。
 日 時=2月16日(土) 11:00-
 会 場=当館企画展示室
 参加費=無料(但し、参加には観覧券が必要です)
 ※申込不要

■ハービー・山口講演会「人間を撮る~ロンドン、東京、3.11~」
 日 時=2月16日(土)  14:00-(13:30開場)
 会 場=当館講堂
 参加費=無料(要観覧券)
 定 員=150名
 ※申込不要。ただし、当日12:00より整理券を先着順に発行します。

■入日茜ライブコンサート「写真と音楽が紡ぐ世界」
ハービー・山口写真作品のスライド映像をバックに、シンガーソングライター、入日茜のライブコンサートを行います。スペシャルゲストにハービー・山口氏を迎え、入日茜氏とのトークも行います。
 日 時=2月17日(日) 14:00-(13:30開場)
 会 場=当館講堂
 参加費=無料(要観覧券)
 定 員=150名
 ※申込不要。ただし、当日12:00より整理券を先着順に発行します。

■ワークショップ「ハービー・山口 大人のカメラ教室」
ハービー・山口氏を講師にむかえ、カメラ教室を開きます。ハービー・山口氏が撮影のコツをレクチャー、その後、実際に撮影会を行います。各自一番良く撮れた作品を印刷し、お渡し致します。
 日 時=3月23日(土) 13:00-
 会 場=当館ワークショップルーム、企画展示室
 参加費=無料(要観覧券)
 対 象=高校生以上
 定 員=15名程度
 協 力=キヤノンマーケティングジャパン株式会社
 ※カメラはデジタル一眼レフを美術館で貸し出します。
 ※撮影データを記録するSDカードをご持参ください。
 ※ハガキかインターネットでの申込制(申込締切3月11日(月)必着)応募多数の場合は抽選

■たいけんびじゅつかん「ハービー先生の親子カメラ教室」
 親子で互いを撮影し合うワークショップ。ハービー・山口氏が撮影のコツを伝授します。撮影の後、各自一番良く撮れた作品を印刷し、お渡し致します。
 日 時=3月24日(日) 13:00-
 会 場=当館ワークショップルーム
 対 象=小中学生とその保護者(お子さまと保護者一緒にお申し込み下さい)
 定 員=15家族程度(定員を超えた場合は抽選となります)
 参加費=無料 *大人の方は観覧券(団体料金750円)が必要です。
 協 力=キヤノンマーケティングジャパン株式会社
 ※カメラはデジタル一眼レフを貸し出します。
 ※撮影データを記録するSDカードをご持参ください。
 ※ハガキかインターネットでの申込制(申込締切3月11日(月)必着)応募多数の場合は抽選

□上記イベントの申込方法
ワークショップ「大人のカメラ教室」および「たいけんびじゅつかん」に参加ご希望の方は、下記のいずれかの方法で美術館までお申込み下さい。

★往復ハガキの場合
往復ハガキに、(1)希望される日とイベント名、(2)氏名とふりがな、(「たいけんびじゅつかん」の場合は参加される方全員の氏名とふりがな、お子さまの学年)、(3)郵便番号と住所、(4)電話番号、(5)FAX番号(お持ちの場合)をご記入の上、それぞれの締切日必着で下記宛先までお送りください。

 〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1 滋賀県立近代美術館「(各イベント名)」係

★インターネットの場合
美術館のホームページに、専用の申込みフォームを用意してありますので、必要事項をご記入の上、それぞれの締切日までにお申込みください。なお一部携帯電話からはお申込みになれない場合があります。できるだけパソコンからお申し込み下さい。

「ハービー・山口 大人のカメラ教室」申し込み用フォームはこちら
「たいけんびじゅつかん ハービー先生の親子カメラ教室」申し込み用フォームはこちら

■輝きのシーン 写メール・コンテスト
「輝きのシーン」をテーマに写メール作品を募集し、無審査(アンデパンダン)で、当館ギャラリーにて3月19日(火)から24日(日)に写真のプリントアウトを展示します。展示中、観覧者およびハービー・山口氏による作品審査を行い、各賞を決定します。
 応募締切=3月3日(日)必着 (締め切りました)
 作品展示期間=3月19日(火)-24日(日)
 審査員長=ハービー・山口氏
 応募方法=<shamail@shiga-kinbi.jp> に、撮影者の名前、住所、連絡先を明記し、写メールをお送りください。下のQRコードもご利用ください。応募は1人2枚まで。

※注意事項=撮影者以外の方を撮影した場合には、撮影された相手方に肖像権が発生します。必ず本人の許可を得てからお送り下さい。また、無断で送信された場合に発生するトラブルについて当館は一切責任を負いません。

その他

3月30日(土)〜31日(日)に株式会社博報堂のプロデュース、株式会社JTB関東の旅行企画・実施による、心を耕すプレミアム体験の旅「cultra(カルトラ)」として、『写真家ハービー・山口氏 個展「HIKARICAL SCAPE」鑑賞とあなたのポートレート撮影をしてもらう旅』が開催されます。
詳しくはこちらをご覧下さい。(注:このイベントは中止になりました)

(図版1)
Joe with a Roll up / 1980  ©2012ハービー・山口

イギリスのパンク・ロックバンド“ザ・クラッシュ”のボーカル、ジョー・ストラマー(Joe Strummer, 1952-2002)の煙草を吸う仕草が印象的な作品。写真集『LONDON CHASHING THE DREAM』の表紙にもなった代表作。

 

 

 

 

 

 

(図版2)

Galaxy / 1981 (『LONDON』シリーズより)©2012ハービー・山口

ロンドンのブティック、PXの店員キム。クラブに出かける直前、手鏡をのぞく真剣な表情には、舞台に立つ前の女優のような緊張感が漂う。写真集『LONDON CHASHING THE DREAM』に収載。

 

 

 

(図版3)
俺たち絶対負けないぜ! / 2011(『HOPE311』シリーズより)©2012ハービー・山口

東日本大震災の被災地で撮影された写真集『HOPE 311陽、また昇る』に収載。津波で絡まった漁網の廃棄作業をする漁師達。若い漁師のTシャツには、パンクのヒーロー、ジョニー・ロットンの顔が描かれていた。